「消防設備士乙種5類のおすすめ教材が知りたい」
「乙種5類に独学で合格したい」
上記の悩みにお答えします!
消防設備士とは「消防設備」の点検や工事ができる国家資格。
その中でも乙種5類は超マイナーです。教材も少ないため「結局どれが良いの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では資格を28種類持つ僕が、
- 消防設備士乙種5類のおすすめテキスト
- 独学で合格できる勉強方法
- 消防設備士を取るメリット3つ
を解説します。
消防設備士乙種5類は難易度も低く、持っているとメリットも沢山ですよ!ぜひ挑戦してくださいね。
この記事を書いた人
消防設備士について
以下では消防設備士の資格や試験についてまとめました。
さっさと教材教えろやコラ
って方はスキップしてOKです。
消防設備士:消防設備が扱える資格
消防設備士とは「消防設備の点検や工事ができる国家資格」です。
・消火器
・スプリンクラー
・消火栓
などが身近な消防設備でして、扱えるのは有資格者のみなんです。
消防設備は点検が義務付けられている
消防設備は必ず点検しなければいけません。法律で決められているからです。
第十七条第一項の防火対象物(政令で定めるものを除く。)の関係者は、当該防火対象物における消防用設備等又は特殊消防用設備等(第八条の二の二第一項の防火対象物にあつては、消防用設備等又は特殊消防用設備等の機能)について、総務省令で定めるところにより、定期に、当該防火対象物のうち政令で定めるものにあつては消防設備士免状の交付を受けている者又は総務省令で定める資格を有する者に点検させ、その他のものにあつては自ら点検し、その結果を消防長又は消防署長に報告しなければならない。
消防法 第十七条の三の三
なんだか長々と書いてますが、ざっくり言うと
・有事の際に使えないのは困るよね?
・だから定期的に点検しようね?
って話です。
そのため消防設備士は仕事が途絶える事がなく、安定した仕事なんですね。
消防設備士乙種5類の特徴
消防設備士資格は以下のように分類されます。
甲種 | 乙種 | 消防設備等の種類 | |
---|---|---|---|
特類 | ○ | 特殊消防用設備等 | |
第1類 | ○ | ○ | 屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備 |
第2類 | ○ | ○ | 泡消火設備 |
第3類 | ○ | ○ | 不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備 |
第4類 | ○ | ○ | 自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備 |
第5類 | ○ | ○ | 金属製避難はしご、救助袋、緩降機 |
第6類 | ○ | 消火器 | |
第7類 | ○ | 漏電火災警報器 |
そして消防設備士乙種5類を持っていると、
・金属製避難はしご
・救助袋
・緩降機
などの消防設備が扱えるようになります。
消防設備士乙種5類は超ニッチ
消防設備士乙種5類はとりわけニッチな資格で、受験者は年間でわずか100人ほど。
しかし裏を返せば「所持者が少ないから、持っていると市場価値が上がる」とも考えられますよね。
レア資格です
※人気のある乙4類と乙6類については以下をどうぞ!
消防設備士乙種5類の試験について
試験の詳細は次のとおり。
受験資格 | 無し |
難易度 | 高校生でも合格するレベル |
試験日程 | 都道府県による |
合格率 | 約4割 |
科目免除 | あり |
受験費用 | 3,800円 |
3つのポイント
- 合格率の高さ
- 受験回数の多さ
- 科目免除あり
消防設備士試験乙種5類は、合格率「約4割」と高め。しっかり勉強すれば、問題なく受かるでしょう。
さらに受験場所を複数選べば、何度も試験を受けられます。落ちてしまっても、モチベーションを維持したまま勉強を継続できますよ!
消防設備士乙種5類のおすすめ教材と勉強法
ここでは以下の内容についてまとめました。
- 消防設備士乙種5類のおすすめ教材
- 独学で消防設備士乙5類に合格する勉強方法
それでは1つずつ見ていきましょう!
消防設備士乙種5類の問題集
おすすめ問題集は弘文社一択です。
理由は最新の出題傾向に対応しているから。
というのも消防設備士乙種5類はニッチ。なので発売されている問題集って数が少ない上に、情報が全て古いんですよ。
一方で弘文社の問題集は唯一最近発売された問題集。実際にレビューを観てみると「同じような問題が出た」という声もあります。
間違っても古い問題集は買わないようにしてくださいね
問題集の使用方法
使い方は「とにかく繰り返す」のみ。何度も繰り返し解いているうちに、問題と答えを暗記できます。
本来であれば過去問を解くのが王道なのですが、消防設備士は過去問が公表されていません。そして、試験問題は毎回過去問の焼き回しのような問題がでます。
ですので何度も問題を解いて「慣れる」のが最もコスパがいい勉強方法なのです。
繰り返していくうちに「問題を見た瞬間に答えが浮かぶ状態」になりますよ。消防設備士の試験は数をこなしたもん勝ちなので、ひたすら繰り返しまょう。
消防設備士乙種5類のテキスト
おすすめテキストも弘文社一択です。
理由も同じく、唯一最近発売されたもので、最新の傾向に対応しているからです
テキストの使用方法
テキストは「問題集で理解できなかった部分を補完するもの」というイメージで利用するのがおすすめ。
比重は「問題集7:テキスト3」くらいのイメージです。
「基礎も大切だろ」と思われるかもですが、目的は試験に合格すること。とにかく試験に合格するための勉強をしましょう。それに基礎は後からついてくるので大丈夫です。
消防設備士乙種5類は独学でも合格できる難易度
消防設備士は独学でも十分合格可能です。
その理由は、高校生でも合格できる難易度だから。実際に試験会場では高校生をチラホラ見かけました。
ただし、合格率約4割とはいえ、しっかり勉強しないと落ちるので注意ですよ。
消防設備士乙種5類の勉強期間は1ヶ月
消防設備士の学習期間は「1ヶ月」あれば大丈夫です。スケジュールは次のとおり。
- 平日:1時間×5日=5時間
- 週末:3時間×2日=6時間
ざっくり、1ヶ月間で50時間ほどのイメージでOK!
「いやいや、不安だよ」って方は2ヶ月勉強すればOKでしょう。ただ経験上、期間を取りすぎると集中力が保たないし、何より飽きます。
ですので、やはりオススメは1ヶ月ですね。その間は完全に資格勉強にコミットですよ。
・ゲーム
・スマホ
・テレビ
全部NGですからね!
忙しい人はスキマ時間で勉強しよう
勉強する時間なんてないから!
社畜なめるな!
なんて方もいるかもですね。そんな時はスキマ時間の有効活用がおすすめですよ。
- 通勤時間
- お風呂
- 昼休み
という感じ。
同時に無駄な時間を炙り出し、勉強時間に変換しましょう!
- YouTube
- ネットニュース
- SNS
忙しいと思っても、無駄にしてる時間は絶対にあります。スキマ時間を積み重ねて、勉強時間を確保しましょう!
消防設備士乙種5類を取得する3つのメリット
続いて消防設備士を取ることで得られる、3つのメリットをご紹介します。
- 転職に有利
- 資格手当がもらえる
- 副業もできる
上記のとおり。
・1ヶ月ほどの学習で受かる難易度で、
・費用はたったの数千円で、
・しかも効果は一生モノ
冷静に考えて、コスパ最強の資格じゃないですか?
それでは1つずつ見ていきましょう!
①消防設備士は転職に有利
消防設備士を持っていると、防災関係の会社への転職に有利ですよ。なぜなら、防災業界は人材不足が深刻だから。
そのため未経験でも有資格者は重宝されます。
また防災業界以外にも、ビルメンテナンス業界への転職にも有利になります!「将来の選択肢を増やしたい」とお考えの方は取得しておくことをオススメします。
②資格手当がもらえる
消防設備士を持っていると資格手当が貰える会社もあります。以下はとある企業の資格手当です。
・消防設備士甲種/1種類あたり月5000円
・消防設備士乙種/1種類あたり月3000円
・電気工事士/月3000円
金額は少ないですが、乙種5類を持っているだけで1年間で「3万6千円」もらえます。
30年間働くとすると「108万円」となるので、馬鹿にはできない金額ですよ。
受験費用と教材で1万円弱かかりますが、微々たるもの。手当がもらえれば速攻で回収できますよ!
③副業もできる
消防設備士の資格があれば、副業(アルバイト)として消防設備点検ができるようになります。何度も言うように、人手が足りないからです。
上記のように、スポットで働ける案件があるので
「休日にも働きたい」
「あと3万円だけ収入を増やしたい」
とお考えの方にピッタリですよ!
まとめ:消防設備士乙種5類は独学でOK
というわけで、本記事のまとめです。
おすすめ問題集とテキストは弘文社一択です。
理由は最新の出題傾向に対応しているから。
消防設備士試験は出題傾向がコロコロ変わるので、最新の傾向に唯一対策している弘文社の教材を必ず選びましょう!
続いて消防設備士乙種5類を取るメリット3つです。
- 転職に有利
- 資格手当がもらえる
- 副業もできる
受験費用と教材費合わせても1万円もしないのに、受かれば上記のメリットが一生続きます。冷静に考えて、コスパ最強じゃないですか?
ぜひ挑戦してくださいね!
※他の種類については以下の記事をどうぞ!
コメント
コメント一覧 (1件)
以前に電気工事士試験の件で長くコメントをしていった、らーてるです。
消防設備士乙5とはまたニッチな資格で来たなぁ(笑)、と思いながら一読いたしました。
味噌様、お元気でお過ごしでしたでしょうか?
私は今年波乱の一年でして、8月に電気工事士試験に受かった直後から消防設備士乙6の勉強を始め、先日合格通知が届きました。
近々免状申請を行おうと思っています。
電気工事士を取っていながら、今はワケあってガソリンスタンドに勤めております。
実務の面でも給与面でも危険物乙4がとても役立っているので、国家資格の大切さを今まさに実感しているところです(選んだ理由は自宅のほぼ目の前に職場があったからなんですが(笑))。
2022年もそろそろ終わりに近づいてきましたが、来月からは宅建の資格試験勉強を始めようと計画しております。
味噌様も今回の記事で書いておられたように「将来の選択肢を増やす」という観点から、個人的に苦手意識を持っている文系資格の登竜門でもある宅建に挑んでみようと思い立ったからです。
工業系の資格とは違い長い勉強期間を要する宅建試験ですが、味噌様が教えて下さった国家資格の大切さをモチベーションに年内のうちから行動してみることにいたしました。
勉強のモチベーションが落ちてきた辺りで、またブログを拝見しに伺います(๑′ᴗ‵๑)9
コロナがまだまだ流行っている中ですが、お身体に気をつけてお過ごし下さいませ。