第三種冷凍機械責任者はニッチ!
だけど転職に使える国家資格!
・第三種冷凍機械責任者の難易度
・第三種冷凍機械責任者は転職に有利なの?
・第三種冷凍機械責任者に独学で一発合格した方法
記事を書いた僕は、資格を25種類以上所持してます。
第三種冷凍機械責任者を含む「ビルメン5点セット」の試験に全て独学で一発合格しました。
本記事では「第三種冷凍機械責任者に独学で一発合格した方法」を紹介します。
ニッチな資格ですが、将来の選択肢は必ず広がります。持っておいて損はないですよ!
第三種冷凍機械責任者とは?
第三種冷凍機械責任者は「冷凍設備(冷凍倉庫・冷凍工場など)の保安業務を行うことができる国家資格」。
第一種、第二種、第三種に区分されており、種目により管理可能な冷凍能力が異なります。
・第一種:1日の冷凍能力が300トン以上の製造施設
・第二種:1日の冷凍能力が300トン未満の製造施設
・第三種:1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設
難易度は「第一種>>>第二種>>第三種」というイメージですね。
まずは第三種を目指しましょう!
第三種冷凍機械責任者でどんな仕事ができるか?
第三種冷凍機械責任者は「一日の冷凍能力が100トン未満の冷凍設備について統括的な業務」ができます。
具体的には下記の業務。
・機械の保守点検
・無資格者の監督業務
・点検結果の確認、保管
ざっくりとまとめると、設備管理(ビルメン)の仕事で活躍できる資格。
他にも用途はありますが、特に需要があるのは設備管理です。
持っていれば市場価値も給料も上がります!
必ず取得しておきたい資格!
第三種冷凍機械責任者試験の概要
第三種冷凍機械責任者試験について、簡単にとまとめました。
・難易度:やや難しい
・合格率:約30〜40%
・試験回数:年1回(11月)
・試験科目:「法令」「保安管理技術」それぞれ正答率60%以上で合格
・科目免除:あり(高圧ガス保安協会の講習を受けて、検定試験に合格すると「保安管理技術」が免除)
「ものすごく難しい、無理、受からん」というわけではありません。
普通に勉強すれば受かるのでご安心ください!
第三種冷凍機械責任者は転職に有利か?
結論:第三種冷凍機械責任者はビルメン転職に評価されます。
リクナビNEXTで「第三種冷凍機械責任者」と検索すると、ビルメンなどがでてきます。
ビルメンは人手不足のため、資格を持っているだけで未経験でも就職できる可能性が高いです。
実際に僕は東証一部上場企業の「横○冷凍」から、冷凍機器の保守管理業務のスカウトを頂けました!
資格のかけ算で市場価値を上げろ!
ビルメン系の仕事には「二級ボイラー技士、電気工事士、危険物乙4」など、他のビルメン資格も求められます。
つまり、他のビルメン資格と掛け合わせれば、あなたの市場価値は高まるというわけ。
そこであなたにオススメはなのが「ビルメン5点セット」です。
どうせならビルメン5点セットを目指そう
ビルメン5点セットは下記資格の総称です。
・第二種電気工事士
・2級ボイラー技士
・危険物取扱者乙種四類
・第三種冷凍機械責任者
・消防設備士乙6類(or 乙4類)
どうせ第三種冷凍機械責任者をとるなら、他の資格もゲットしちゃいましょう!
僕はビルメン5点セットを取得して「この資格を持っていれば、とりあえず食っていける」という人生の安心感を手に入れましたよ!
※他のビルメン系の資格に関しては下記をどうぞ
第三種冷凍機械責任者に独学で一発合格した勉強方法
ここからは僕が第三種冷凍機械責任者に一発合格した方法を紹介します。
結論:一発で合格したかったので「講習を受け、科目免除で本試験に合格」です。
使用した教材は「過去問&テキスト」のみ。
毎年同じ問題の繰り返しなので、過去問を暗記するまで繰り返せばまず受かります。
過去問だけでは不安な方はテキストを使いましょう。
第三種冷凍機械責任者はビルメン5点セットで最難関の試験
第三種冷凍機械責任者の難易度は、ビルメン5点セットの中で一番高いです。
とはいえ、合格率は40%。
ちゃんと勉強すれば普通に受かります。
ただし、試験が年に一回しかありません。
絶対に一発で受かりたければ講習を受講しましょう。
第三種冷凍機械責任者の合格率を上げる裏技は講習
高圧ガス保安協会が実施する3日間の講習を受け、修了検定に合格すれば「保安管理技術」の科目が免除されます。
講習にかかった金額はテキスト + 受講費で約20,000円
合格すれば本試験は法令のみです。
腹踊りしながらでも受かるので、講習の受講をオススメします。
第三種冷凍機械責任者:講習体験記
講習は千葉県で受講しました。
受講者は150名ほどで、3日間の講習の内容はこんな感じ。
・1日目:法令(7時間)
・2日目、3日目:保安管理技術(14時間)
講師がテキストを読み上げ、重要な場所をメモします。
メモしたところから試験に出るので、眠気との戦いが大変でした。
※法令の日は完全に寝ました。なぜなら出題されないので。
講習を受けたら検定試験を受験
講習を受講すると、後日検定試験があります。
検定試験は合格率7割。
言われたことをメモして、まじめに暗記すればまず受かるでしょう。
合格すれば11月の本試験は「法令」のみ。
余裕で合格できました!
合格率7割とはいえ、ナメてると落ちます。気をつけてください。
講習を受けるのが難しい人へ
「講習を受けろと言ったって無理、このクソハゲが!田舎に帰れ!」
という方もいますね。
僕も有給をねじ込んで受講しました。普通に働いている人が受講するのは難しいですよ。
しかし、上述の通り第三種冷凍機械責任者の合格率は40%です。ちゃんと勉強してれば普通に受かります。
必要な教材は、「過去問+テキスト(必要な人のみ)」だけで十分。
しっかり勉強すれば免除が無くても受かるでしょう。
まとめ:第三種冷凍機械責任者は講習を受ければ余裕
本記事のおさらいです。
・第三種冷凍機械責任者は独学でも合格可能
・問題は過去問の繰り返し、過去問題集とテキストを繰り返せばOK
・可能なら講習を受けて確立を上げよう
・ビルメンの仕事に有利
可能な人は講習を受けたほうがいいと思いますよ。年に1回しかないし、モチベーション維持するのは大変なので…。
でも基本的に過去問から出題されるだけなので、合格できるかと。
勉強方法は過去問の繰り返しのみで十分です。心配な人はテキストも用意しましょうね〜。
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